グラフィック社 2017年8月刊

 はじめてのノールビンドニング  A Nålbindning guide for beginners

   北 村  系 子  / マツバラヒロコ  
   Keiko Kitamura / Hiroko Matsubara Bränhölm

ノールビンドニング

オステルヨートランド羊毛紡績の毛糸を使った作品も掲載されています
  • レネモのソックス
  • 段染めのポンチョ
  • ビシュのセーター
ノールビンドニングという手法は、糸の輪を重ねて縫うように編んでいきます。
柔らかい編地として仕上がります
詰めて編むこともできますが、隙間が多くできるように編むことで、空気を多く含み
暖かいものになります。ウール100%のオステルヨートランド羊毛紡績の毛糸の
暖かさをうまく引き出すことができます

針に糸を通して縫うように編みますので、糸はある程度の長さに切って使います。
たくさん糸継ぎをすることになりますので、 オステルヨートランド羊毛紡績の毛糸
のような、手のひらでこすって繋ぐことができる糸が向いています

ギャラリーページに、ノールビンドニングのセーターがあります



スウェーデン大使館(東京、六本木)ロビー内の展示

2017年11月28日より、東京のスウェーデン大使館ロビーで、掲載作品が展示されています
2018年1月末までの予定ですが、繰り上がる可能性がありますので、早めにご覧になるようお勧めします
2017年12月末までは確実だろうとのことです

今回の展示は、著書の1人であるマツバラヒロコさんの住むスウェーデンのダーラナ地方の紹介とともに、「はじめてのノールビンドニング」の掲載作品を展示していただいています

ノールビンドニング独特の空気を多く含むテクスチャーと毛糸の風合いを実物でご覧になっていただけたらと思います。コースターとメビウスターバン以外の全作品が一度に見られるのは、おそらくここだけになると思います

というのは、この展示終了後に作品はそれぞれマツバラ、北村のもとに分かれて行くからです。展示作品は全て水通し(出来上がりを水にジャボンと浸し平らにしぼって乾かす)して、作っているときの糸のねじれを取ってあります

日本ではスチームアイロンで編物の仕上げをすることが多いですが、水通しで作品がふっくら柔らかくなっていることも実物で見ていただきたいです (2017.11.30 北村系子)
大使館ロビー展示

大使館ロビー展示

大使館ロビー展示

大使館ロビー展示

大使館ロビー展示

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